湿度のはなし

絶対湿度と相対湿度

絶対湿度 相対湿度
国際的には単位容積(1m³)の気体中に含まれる水蒸気の質量(g)のこと。<g/m³>で表わします。 (容積絶対湿度)
*日本の空気調和工学では「絶対温度」は重量絶対湿度を指し、 湿り空気(一般に存在する空気)中の乾き空気(全て水分を含まない空気)1kgに対する水蒸気の重量割合で<kg/kg‘>で表します。
ある温度の空気中に含みうる最大限の水分量(飽和水蒸気量)に比べて、どの程度の水分を含んでいるかを 示す値で<%>で表します。
一般的に湿度を表す時に使用します。

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温度が上昇すると飽和水蒸気量が増加し、相対的に湿度が低下する

空気は温度によって含むことができる水蒸気の量が変わります。そのため、相対湿度も空気の温度によって変化します。

仮に温度によって大きさの変わるコップで表現してみると・・・

入っている水の量そのものは同じですが、温度が高くなるとコップに入っている水の割合が少なくなるのがわかります。 水の量は絶対湿度、コップに入っている割合が相対湿度です。

温度 飽和水蒸気量 (g/m3) 水分重量 (g) 相対湿度 (%)
12℃ 10.7 6.955 65.0
20℃ 17.3 6.955 40.2
25℃ 23.1 6.955 30.1
30℃ 30.4 6.955 22.9

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温度と飽和水蒸気量の関係

この表は気温の変化にともなう飽和水蒸気量の値を表しています。右はその変化のグラフです。
気温の上昇とともに飽和水蒸気量が増えます。つまりより多くの水蒸気を含むことができることがわかります。

温度(℃) 飽和水蒸気の量
(g /m ³)
温度(℃) 飽和水蒸気の量
(g /m ³)
0 4.85 20 17.3
1 5.20 21 18.4
2 5.57 22 19.4
3 5.96 23 20.6
4 6.37 24 21.8
5 6.81 25 23.1
6 7.26 26 24.4
7 7.76 27 25.8
8 8.28 28 27.2
9 8.83 29 28.8
10 9.41 30 30.4
11 10.0 31 32.1
12 10.7 32 33.8
13 11.4 33 35.7
14 12.1 34 37.6
15 12.8 35 39.6
16 13.6 36 41.7
17 14.5 37 43.9
18 15.4 38 46.2
19 16.3 39 48.6

温度が上昇すると・・・
↓
飽和水蒸気量が増える
↓
相対湿度=水分の量/飽和水蒸気量"

分母(飽和水蒸気量)が大きくなるので、
相対湿度は低下します。

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