平成19年に厚生労働省より発表された「平成17年度国民医療費の概況」によれば一般診療医療費総額約24兆9600億円のうち循環器疾患は最も多く約5兆3700億円(全体の約22%)を占めます。
これは2番目に多い新生物(癌等)の3兆500億円の約1.8倍にもなります。平成17年度以降もこの傾向はほぼ同じか、ますます顕著になっているものと推測されます。冬季に特にヒートショックが引き金となって発症する脳梗塞や心筋梗塞などは死亡は免れてもほぼ残りの人生において治療・加療が必要となり、経済的にも個人と国庫の大きな負担となっています。